楽しかったのに、月曜日が来るのが怖い。旅のあとに感じる、あの脱力感について
旅行から帰ってきた翌日、ふと力が抜けてしまうことがあります。
旅のあいだは、確かに楽しかった。おいしいものを食べ、きれいな景色を見て、温泉にも入った。それなのに、家へ戻り、荷物を片づけ、いつもの生活が始まると、なぜか月曜日が来るのが怖くなる。
「楽しかったはずなのに、もう終わってしまった」
そんな気持ちになることは、決して珍しいことではないと思います。
楽しかっただけでは、少し寂しい
私自身、旅行から帰ったときに感じることがあります。
楽しかった。それは間違いない。でも、自分は旅行に行く前と何も変わっていない。そう思ってしまうと、翌日からの日常が少し重く感じられます。
もちろん、旅行に大きな成果を求める必要はありません。旅から人生を変えるような答えを持ち帰らなくてもいい。堅苦しい自己啓発のようなものも必要ありません。
ただ、旅の途中で何かひとつ、小さな気づきがあるだけで、帰った後の気持ちは変わるのではないでしょうか。
旅の中の小さな気づきが、明日を変える
例えば、食事のときに旬の食材を味わい、「ああ、今はこの食材がおいしい季節なんだ」と気づくこと。
それだけでも、帰宅してからの景色が少し変わります。日常の食卓で別の旬のものを探してみたくなる。次に買い物へ行ったとき、いつもより季節を意識してみる。旅の中で感じたことが、日常の中に小さく残ります。
温泉も同じです。
ただ「気持ちよかった」で終わるのではなく、体の中にエネルギーがたまったように感じる。肩の力が抜け、自分の体が思っていた以上に疲れていたことに気づく。その実感があれば、帰った後も自分の体を少し大切にできるかもしれません。
旅行とは、日常から逃げるためだけのものではなく、日常へ戻ったときの自分に、何かを残すための時間でもあるのだと思います。
ふたりの会話には、明日への気づきがある
ふたりで旅行をするなら、旅の中で交わす会話も大切です。
普段は共働きや家事、育児に追われ、同じ場所にいても、それぞれがスマートフォンを見ている。一緒にいるのに、一緒ではない。そんな時間が続くこともあります。
旅先では、移動中の車の中で話す。食事をゆっくり味わいながら話す。温泉から上がった後、普段なら話さないことを話してみる。
重い話をしてもいい。反対に、昔のような他愛のない話でもいい。
パートナーの言葉から、今まで気づかなかったことに気づくことがあります。「そんなふうに考えていたんだ」と知るだけで、帰ってからのふたりの時間が少し変わることもあります。
その気づきがある旅なら、月曜日は単に戻ってくるだけの日ではありません。旅で見つけたものを、明日からどう生かそうかと考えられる日になります。
熱川の温泉から、体にエネルギーを受け取る
ふたりの湯宿 湯花満開で過ごしていただきたいのは、観光名所をすべて訪れるための忙しい旅ではありません。
温泉に入り、体にエネルギーがたまったことを感じること。季節の料理を味わい、食材の旬に気づくこと。温泉街を歩き、湯煙や波の音を感じること。そして、ふたりでゆっくり話すこと。
伊豆熱川には、世界に誇る絶景だけがあるわけではありません。しかし、温泉の熱、海の音、湯煙の立つ街の風景は、帰った後も心に残ります。
それは、「すごいものを見た」という記憶というより、「確かに自分の中に何かが満ちた」という感覚です。
「ここでチャージできる」と思える場所を見つける
旅行から帰るとき、名残惜しくなることがあります。
それは、旅が終わるからだけではありません。自分が少し回復した場所から、また日常へ戻らなければならないからです。
湯花満開では、お客様がここで過ごす時間を、単なる宿泊の一泊二日とは考えていません。
「ここに来れば、またチャージできる」
そう思える場所を、ひとつ見つけていただきたいと思っています。
疲れたときに思い出せる温泉。ふたりで話したことを思い出せる部屋。湯煙や波の音を思い出しながら、もう一度ここへ来ようと思える場所。
熱川が、お客様にとってそんな場所になれば、私たちはうれしく思います。
無理しても大丈夫、と思える明日へ
旅行のあとに感じる脱力感は、旅が足りなかった証拠ではないのかもしれません。
むしろ、旅の中で体と心がようやく力を抜くことができた証拠なのかもしれません。普段どれほど無理をしていたのかに、帰ってから気づくこともあります。
だからこそ、次の旅では「楽しかった」だけで終わらない何かを、ひとつ見つけてみてください。
旬の食材に気づくこと。温泉からエネルギーを受け取ること。パートナーと、明日からにつながる会話をすること。
そして、こう思える場所を見つけてください。
こうやってチャージできる場所を、私たちは見つけた。
だから、明日からも無理して大丈夫。
ふたりの湯宿 湯花満開は、そんな時間を過ごしていただくための宿でありたいと思っています。
大人専用、16室のみの静かな宿で、温泉に入り、旬を味わい、ふたりの時間を取り戻す。帰るときに少し名残惜しくなるくらいでいい。その名残惜しさが、明日からの自分を支える記憶になることもあるからです。
湯花満開で、明日からの自分に残る旅を
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